メニューにないものを売る。
「商談」ではなく「相談」にのってあげる。
格差社会は人間だけでなく、お店にもあてはまります。お客様に支持されているお店と、支持されないお店があります。支持されているお店は、その時々のお客様の要望に臨機応変に対応できるお店です。流行っていないお店は「できません」という応対ばかりです。「大変申し訳ありませんが・・・」と丁寧に言えば良いというものでもありません。「メニューにないものはできません」と応えるのは間違いではありません。でも、それで終わってはコミュニケーションになりません。できなければ、代替案を提案して、コミュニケーションを途切れないようにすることが大切です。地元で支持され続ける植田の春帆亭さんは、春の宴席会真っ只中です。「予約がいっぱいで調子いいですよ」とオーナーさん。
今は主婦の小宴会の需要が多いです。主婦の宴席のポイントは、“時間の制約が少なく、会話が弾む空間”と“お値打ちな予算”です。「メニューにありませんので・・・」と言うお店は、ノミネートもされなくなります。「飲み放題で、時間も長めで、それで一人当たり予算3500円でお願いできませんか?」という主
婦の幹事さんの要望に、春帆店さんのオーナーは、「少し厳しいですが、コース料理を調整させてくださいね。それと少し手狭な感じもご了承いただけますか。確かに承りました。」と応えました。
お店で大切なのは、“採算”より“ファンつくり”です。10人の主婦にはそれぞれに家族もいますし、友人もいます。ひとつのおもてなしが、100人のファンをつくることができる可能性を秘めているのです。「商談」でなはく「相談」にのってあげましょう。






