お店の「実力」とは何のことでしょうか。料理の品質、サービス・企画の内容、接客、お店の雰囲気等すべてにおいて平均点以上のお店のことなのでしょうか。
少し前までは、脱サラで飲食店を始めるケースが多々ありました。食材の商社のアドバイスで簡単にメニューはできてしまいます。お店という箱だけを作ってしまえば、すぐにでもお店は始められます。どこでもそれなりに流行った時代ではなくなりました。「実力」がないお店は、マーケットからの退店を迫られます。
天白・名東エリアでも、繁盛の格差が明確になってきました。「実力」があると言われているお店は、オーナーの考えが前向きです。どうしようもないマイナス要因に嘆くより、プラスになると信じて、すぐできる小さなことにたくさんチャレンジしています。実力店とは、実は結果ではなく、取り組み方の姿勢です。
どこの店にもトップセールスと言われる営業のスペシャリストがいます。店長さんよりも高い給料をもらっているトップセールスマン。会社の評価も、自動車ディーラーであれば、販売台数がポイントです。売る営業マンはいつも売ります。売れない営業マンはいつも売れません。その差は活動量です。会社側は販売台数の多い営業マンを一番評価しがちです。店長にはポイントがつかなくて、販売台数の多い営業マンのほうが、給料が高いケースがあります。目に見える実績だけを評価すると、「売るやつが一番偉い!」ということになります。間違いではありません。でもその店全体の売上アップを目指すのであれば、売れない営業マンの販売台数がポイントです。
昨日、プロモーションビデオの編集のため、スタジオで、男性ナレーターにコメント読んでもらいました。コメントの録音は女性スタッフが担当しましたが、編集・仕上げはなんと、男性ナレーター自らがおこないました。「最初のころは、自分の声をじっくり聞くこと自体、恥ずかしかったんです。でも編集作業が好きだから、スタジオを構えてしまいました」と。メッセージを読んで、自ら編集・仕上げ。ひとり二役。ピッチャーもやり、キャッチャーもやるようなもんです。
カメラマンの業界も同じようなことが起こっています。デジタルの時代になって、撮影するだけでは話になりません。撮影後の微調整・仕上げがセットです。デジタルということで、仕事がラクになることはありません。カメラマンの労力は、実は撮影後に要します。デジタル社会は、「私の仕事はここまでです」「ここから先は私の仕事ではありません」と言っていられなくなりました。